気候
「慶山」の気候は、南部大陸型に属し、大邱の気候に近い。太白山脈と小白山脈の間に挟まれている南部の大陸型気候地域は、分地の特色を示し年間降水量が少ない地域であり、夏季の気温が最も高く、気温の年較差が大きい地域である。このような現象は、琴湖江流域の盆地において一層顕著に現れている。
降水量
- 慶山は韓国降水量に比べて小降雨地域に属して、これは主に地形的な影響を受けたためである。
- つまり、韓国の降水のほとんどは低気圧性降雨だが、この低気圧は中国大陸と東シナ海で発生して東へ移動し、黄海と南海で湿った風がこの低気圧の中心に向かって流入する過程において小白山脈から西斜面と南海岸地域は風上側になって多くの雨が降るが、小白山脈を越えて慶尚北道に達したときは、すでに多くの湿気を損失し、また、風下側になるので、相対的に降水量が少なくなる。
- また、冬季北東気流型の気圧になった時も東海をわたって吹いてくる湿潤な北東風がカンヌン(江陵)、ソクチョ(束草)の付近から上陸して慶尚北道に達したときは、太白山脈を越えて乾燥した風になるので、降雨量が少ない。